11月26、27日に神戸市立ポートランドスポーツセンターで第46回全日本選抜ショートトラックスピードスケート選手権大会が開催された。同志社からは2人の選手が出場し、全国トップクラスの選手達としのぎを削った。
同志社のエース・田中は11月上旬に開催された西日本大会で3種目ともに準決勝に進出し、この大会でも活躍が期待された。初日に行われた1500mでは、準々決勝を突破し、迎えた準決勝。序盤に最後尾となるも、そこから一時先頭に立つなど、激しい順位変動が起こるレースとなるも喰らい付き5着。B決勝へと駒を進めた。B決勝では中盤の位置で安定した滑りを見せ3着。「夏休みの練習がやっと形になったかなと思う」と、1500m10位を勝ち取った。次に行われた500m。予備予選を通過したものの、予選ではまさかのペナルティ。準々決勝に進むことができず、翌日の1000mでのリベンジを誓った。
2日目に行われた1000m。予備予選、予選を順調に通過し準々決勝に進出となったが、1000m優勝の選手が同組にいるなど壁に阻まれ、4着となるも「安定感があったままずっと高い順位をキープできたのは良かった」と今大会の結果を振り返った。
金澤は500m、1000m、1500mの3種目すべて次のステージに進むことはできなかったものの、「この選抜という試合自体、私のレベルで出れるような大会じゃなかったので出れただけですごく嬉しかった」と、充実した表情で大会を終えた。
総合16位となり、来年1月下旬に長野県で開催される全日本選手権の出場権を勝ち取った田中。「全日本選手権、ジャパントロフィーでも結果を残して、距離別選手権に出れるように頑張りたい」と、さらに上位の大会への出場に向けて意欲を見せた。(文責・撮影:髙橋惇太)