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【相撲部】団体戦予選敗退…苦戦続く

11月4・5日、堺市大浜相撲場(大阪府)において第101回全国学生相撲選手権大会が行われた。同志社は個人戦、団体戦のそれぞれに出場したが、個人戦は決勝進出者なし、団体戦はBクラストーナメント初戦敗退。1年の集大成となるインカレで芳しい成績を残すことはできなかった。

1日目に行われたのは個人戦。斉藤(スポ1)、南(商3)、山根(社3)、竹林(スポ2)が参戦した。

活躍を見せたのは竹林だ。押し出しで初戦を突破すると、3回戦は左四つがっぷりから華麗な上手捻りで白星を奪取。1年生ながら安定感ある試合運びを見せ、唯一4回戦までを勝ち進んだ。

構える竹林

続く対戦相手は大角(関西大)。立ち合いから激しい突っ張りを浴びせられ、土俵際まで追い込まれたが左にいなしてこれを回避。しかし再三の強烈な押しに上体が浮いたところを突き出され、ここで惜しくも敗退。同志社から決勝トーナメント進出者は出なかった。

2日目の団体戦出場選手は、先鋒から斉藤、竹林、真辺、南、山根。主将のムンフイデレ(社4)は不在だが、なんとしてもBクラストーナメントを勝ち抜き、決勝進出を果たしたいところだ。

初戦の相手は朝日大。先鋒の斉藤が寄り切られると(0-1)、竹林は反撃の隙も無く突き出された(0-2)。続く真辺は右ノド輪にのけぞり、一度はこらえるも左手を引っかけられると下方に落とされ、そのまま投げを打たれて敗北(0-3)。副将南は一方的に突き落とされた(0-4)。大将の山根は立ち合い、勢いよく前進して左前ミツを取りにいくもかわされ、一気に土俵際へ。最後は強い突きに耐えきれず、押し出された(0-5)。

悔しげな表情を見せる真辺

2年前(2021年)のインカレで全勝を収めた相手に手も足も出ず、まさかの完全敗北。団体戦初戦敗退となり、選手たちは険しい表情で土俵を降りた。

「さすがに0勝で終わるとは思わなかった」(ムンフイデレ)。史上初屈辱の2部降格を経験し、インカレでも惨敗。同志社相撲部にとって、2023年は苦難の連続だった。

「練習をもっとしていかなければいけない」(ムンフイデレ)。苦しい状況が続くが、今は忍耐の時。着実に努力を重ね、1部に返り咲く姿が見たい。(撮影・倉田蓮大、文責・城山歩美)

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