8月30日〜9月2日に第99回日本学生選手権水泳競技大会競泳競技が東京アクアティクスセンターで行われた。梶本(スポ2)が400㍍個人リレーで2連覇を達成し、創部史上初のインカレ入賞を果たした。
今大会最初の種目は女子400㍍個人メドレー。約1ヶ月前の世界ユニバーシティで王者に輝いた梶本が出場した。「連覇をする権利があるのは自分だけだという意識はしていた」(梶本)。昨年王者として安定した泳ぎを見せ、自己ベストを更新し見事1位に輝いた。また、翌日に行われた800㍍自由形では、銅メダルを獲得。「前半から積極的なレースを意識したが、思い通りにはいかず、悔しい結果となってしまった」(梶本)と悔しさを滲ませる結果となった。
渡会(スポ3)は100㍍背泳ぎ、200㍍背泳ぎともにベストを更新し4位をマーク。「自己ベスト更新は素直に嬉しいが、目標はインカレ優勝だったので、そこを達成できなくてすごく悔しい」(渡会)と表彰台は来年へ持ち越された。
カンカレで2冠を達成した藤本は、100㍍バタフライと200㍍バタフライに出場。200㍍バタフライでは、予選を4位で通過すると、決勝では2分10秒43をマーク。「メダルが取れてとても嬉しかった」(藤本)。1年生ながら表彰台に登り、女子団体の得点にも貢献した。
最終日は猿山(生命4)が50㍍自由形に出場。「初日の100㍍自由形では、身体がこわばって良い泳ぎができず悔しい泳ぎをした」(猿山)。緊張が張り詰める中スタートの合図で飛び込むと、22秒61でゴール。表彰台へはあと1歩届かなかったが、自己ベストを更新する結果となった。
団体女子シード獲得という、創部史上初の悲願を達成した今年のインカレ。「来年のインカレではさらに良い結果で締めくくれるように準備していきたい」(渡会)。インカレのシード権を死守できるように。来シーズンへ向け再出発する。
(浅川明日香)