トライアスロン部
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【トライアスロン部】インカレ終幕

 9月3日、有明浜海水浴場及び琴弾公園周辺特設コース(香川県)にて2023日本学生トライアスロン選手権観音寺大会が行われた。個人・団体ともに入賞を目指し挑んだ今大会。酷暑の中でのレースとなり過酷を極めたものの、男女11人が完走を果たした。

 全国から数々の猛者が集った今大会。西カレから3カ月余りの期間を経て、観音寺の地へと1年ぶりに足を踏み入れた。

 女子選手権には4人が出場。一斉にスタートを切った選手たちだが、潮の干満の影響により波が浅く簡単に泳ぎ進めることができない。それでも懸命に波をかき分け、一進一退の攻防戦を展開。1周目の序盤は差がついていないように見えたが、第1ブイを回り中盤に差し掛かる頃には先頭集団が頭角を示し始める。ラスト周回には最後尾の選手とトップが100m差まで迫った。同志社はチーム内トップで橋本(スポ2)がスイムを終え、その後に平井(M 1)、尾崎(スポ2)が続いた。

水面から顔をのぞかせた尾崎

 バイクでは代わって平井、尾崎が順位を上げ同パック内で奮闘。上がり続ける気温の中、仲間の声援を受け車輪を回した。

チームメイトに呼びかける橋本

 nレースは最終種目のランへ突入し、橋本が最後の力を振り絞ってチーム内ランラップ1位に返り咲く。一方、リタイア者が続出する中でペースを乱さず平井がチーム内トップでフィニッシュ(2:23:48)。さらに橋本(2:25:53)、尾崎(2:26:40)が続けて完走した。

 女子選手権終了後、間髪を容れず男子選手権のスタートが切られた。同志社からは10人が出場。スイムでは水飛沫が激しく散る中で平石(スポ2)が先頭集団に食い込み、レースを展開する。さらにその数十秒後に林田(法2)、山本十(文3)が続いた。

 1分1秒を争うバイクでも各選手がスピードを落とさず力走。続々とリタイアしていく選手たちを横目にトップスピードで駆け抜けた。迎えたランでは、嶺岸(法3)がチーム内トップの走りを見せ健闘。1つでも順位を上げるべく、底力を出し切って7人が完走を果たした。

バイクを漕ぐ原口(M2)

 「みんな最後の最後まで頑張ってくれて、どんな順位であれ文句のないレースだった」(山本十)。昨年よりさらにレベルの高いレースとなったが、そんな中でも各選手が全力で挑んだ今大会。連盟主催の大会は残すところあと1つ。着実に成長を遂げている同志社が栄冠を手にするその日に期待したい。(文責、撮影:金海彩夏)

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