8月28日から31日にかけて東京辰巳国際水泳場で第98回日本学生選手権水泳競技大会が行われた。400㍍個人メドレーで梶本(スポ1)が優勝を果たす。また、100㍍バタフライで林(スポ3)が3位、100㍍背泳ぎでは渡会(スポ2)が3位入賞を果たすなど、DUSは全国の舞台でも躍動した。
インカレ初出場の期待のルーキー梶本は大会2日目に行われた400㍍自由形決勝で5位に入り、大きく勢いに乗る。大会最終日の4日目に行われた、400㍍個人メドレーの予選でも軽快な泳ぎを見せる。予選を全体1位で通過し、迎えた決勝。150m地点で1位にあがると、大きく後続を引き離した。2位に2秒以上の差をつけ、自己ベストとなる4:40.30で初優勝を果たした。試合後のインタビューでは、「毎レース楽しむことができている」と、笑顔を見せた。オリンピック代表など強豪がひしめく中、梶本は一年生ながら強さを見せつけ、この種目を制した。
大会4日目に行われた女子100㍍背泳ぎでは、渡会が3位で表彰台入りを果たした。序盤から拮抗したレース展開となり、フィニッシュし電光掲示板を見ると、渡会は拳を突き上げた。4位に0.03秒差で競り勝ち、見事表彰台に立った。
女子200㍍バタフライで昨年に続き2連覇を狙う林は、予選1位で危なげなく決勝へと駒を進める。決勝では、序盤からリードを許す展開となり、惜しくも優勝とはならなかった。しかし、昨年の王者の意地を見せつけて、3位で表彰台入りを果たした。
多くのリレー種目でも、B決勝や決勝に駒を進めるなど、少数精鋭のDUSの強さを発揮した。総合結果は男子が12位、女子が10位となり、チーム発足当初から掲げていた「シード権獲得」は叶わなかったものの、チーム一丸となり、全国という大舞台で熱いレースを繰り広げた。(文責・清水葉月)