5月３日、YMITアリーナ（滋賀県）で令和4年度関西学生卓球春季リーグ４日目が行われた。午前中に行われた近大戦に勝利を収め、ダブルヘッダー２戦目は関大と激突。５-２で白星を飾り、開幕５連勝と驚異的な強さを見せた。

　１番手としてコートに立ったのは、エース久世(生命３)。開幕戦から未だ負けのない絶対的エースだが、苦戦を強いられる。相手の勢いあるスマッシュと緩急を使ったラリー展開に対応できず、第１ゲームを落とす。続く第２、３ゲームでも相手の流れを止められず、ストレート負けを喫した。

　久世のまさかの敗北でスタートしたものの、２番手・隅谷(社１)が躍動する。第１ゲームからミスのない完璧なプレーを見せ11-３で勝利する。第２、３ゲームもその勢いのままゲーム進め、見事３-０のストレートで圧勝した。

　続く３番手・富澤(経２)も快進撃を見せる。第１ゲームは圧倒的な強さを見せ、11-０で完封。その後も富澤の勢いは止まらない。第２、３ゲームと付け入る隙を与えないプレーで相手を翻弄(ほんろう)。３-０で後につないだ。

２-１となり、富澤・田口(社１)ペアが登場。両ペア一歩も引かない熱い戦いとなった今試合。先ほどの試合の疲れを見せることなく、３-１で快勝した。続く５番手・中川がストレート負けを喫するも、ここで大活躍を見せたのは６番手・和田(理工２)だ。相手は、高校時代にともに汗を流したチームメートであるルーキーの人見だった。「人見の方が強いのは分かっている。それでも強い気持ちで向かっていこう」（和田）。その思いを胸に臨んだ第１ゲーム。激しいラリーが続いたものの和田に軍配が上がった。続く第２、３ゲームも勢いを止めることなく３-０で白星を飾った。

ダブルヘッダーを勝利で収めた卓球部男子。次戦の関学戦も勝ち星をつけ、春季リーグ全勝に期待が高まる。（山田和輝）