卓球部(男子)
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【卓球部男子】ベスト16でインカレ幕を閉じる

7月8日、スカイホール豊田(愛知県)で第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)3日目が行われた。決勝トーナメント1回戦で大正大を3-2で撃破するも、2回戦の明治大に1-3で敗れ、ベスト16となった。

 1回戦は0-2で追い込まれながらも逆転劇を演じ、3-2で見事勝利を収めた近藤組。「受け身にならず、チャレンジャーとして試合に臨もう」と主将近藤(文情4)の言葉を胸に、2回戦は明治大と激突した。同志社は1回戦からメンバーを変更。1番手を務めた中川(社会1)に変わり、富澤(経済2)がコートに立った。第1ゲームは相手と熾烈(しれつ)な打ち合いを見せるも、9-11で惜敗。続く第2ゲームも相手の緩急自在なショットに対応することができず、5-11で落としてしまう。このままでは終われない第3ゲーム。富澤も相手の隙を付く巧なショットでポイントを奪取するも、相手の勢いを止めることができず6-11で敗北を喫した。

ラリーをする富澤

 2番手はルーキーの田口(社会1)が登場。1回戦の勢いそのままに第1ゲームから躍動する。右腕から放たれる強烈なスマッシュでポイントを奪い、第1ゲームを11-9でリードする。続く第2・3ゲームも相手のショットに対応し、ゲームを連取。3-0のストレートで勝利を収め、試合を振り出しに戻した。

ガッツポーズを見せる田口

 ダブルスには、富澤・竹村(商3)ペアが登場した。第1・2ゲームと相手ペアに翻弄(ほんろう)され、リードを許してしまう。迎えた第3ゲーム。シーソーゲームが続くも、息の合った連携プレーを見せ11-9で白星を飾った。しかし反撃はここまで。攻めのプレーを続けるも5-11で敗戦。

1-2と、後がない同志社。何としても同点に追い付くべく、中川がコートへ。第1ゲームから両者の熾烈(しれつ)なラリーが展開され、どちらが勝ってもおかしくなかった。しかし、第1ゲームは惜しくも8-11で相手に軍配が上がる。続く第2ゲームは流れを食い止めたいものの、徐々に調子を上げる相手の繊細なショットに対応することができず3-11で完敗。第3ゲームはラリー戦を制した場面も見られたが、9-11で黒星となった。

サーブを放つ中川

強豪明治大に1-3で敗北を喫し、ベスト16で全日本インカレは幕を閉じた。「全日本王者が2人いる中、非常に良い試合ができた」(近藤)と敗れはしたが、試合内容を前向きに振り返った。目標のベスト8には届かなかったが、明治大との1戦で大健闘を見せた近藤組。秋季リーグ戦で勝利を収めるべく、新たな戦いが幕を開ける。(文責・山田和輝、撮影・大江可憐)

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