8月15・16日、四日市テニスセンターにて2022年度全日本学生テニス選手権大会本戦1Rが行われた。
1日目は女子シングルス1回戦が行われ、同志社からは渡辺(スポ3)が出場した。対するは早大の金子。ハードヒッターでありながらも粘りのプレーを見せる実力者だ。
序盤は相手のプレースタイルに翻弄(ほんろう)され、0-5と大きく差をつけられてしまう。しかし、ゲームが進むにつれ、自身の強みである前に入って攻めていくプレーが光る。「相手の弱みが見つからないなら、自分のプレーをしようと思った」。じりじりと差を縮め、4-5まで迫る。しかし、あと1ゲームが遠かった。最後はアウトとネットで連続失点を許し4-6。ファーストセットを落とした。
続くセカンドセット。ファーストセット同様、序盤は相手優位の試合展開が続く(1-4)。しかし、ここでも相手の流れを断ち切り巻き返しを図る。鋭いフォアや多彩な攻撃スタイルで反撃し、3-4まで迫った。このまま勢いに乗りたい渡辺であったが、逆転まで一本届かず。粘りを見せるも残り2ゲームを立て続けに取られ、3-6で敗北を喫した。
2日目は男子ダブルス1回戦が行われた。同志社からは鈴木悠(法4)・馬場(スポ1)ペアが出場。「なにがなんでも勝ってやろう」(鈴木)と強気で挑んだ。
序盤、日大の正確なリターンに歯が立たない。得意のサービスを拾われ、あっという間に3ゲームを許す。しかし、4セット目から調子を上げ、鋭いサーブを相手コースに突きつける。粘りを見せ、一気に3ゲームを勝ち取り同点へと追いつく。その後、取って取られるシーソーゲームを繰り広げ、試合はタイブレークへと突入。サイドラインギリギリに打ち付けるリターンエースで点数を重ね1セット目を勝ち逃げた。
勝利まで王手がかかった2セット目。上がった球を逃さず、すかさずスマッシュを打ち込む。相手の左右に振り分けるリターンエースやボレーに苦しむも、臨機応変に対応し、点差を広げる。終始試合の主導権を握ったまま6-3で勝利。見事本戦1回戦でストレート勝ちを収めた。
次戦に向けての大きな自信へとつなげた今試合。「絶対勝つ」(馬場)と勢いを止めない。全国の舞台で飛躍を見せる同志社の2回戦に注目が集まる。【文責:萩岡まお、待鳥桜子・写真:早川京】
【試合結果】
女子シングルス1R
●渡辺(スポ3)4 3
○金子(早大) 6 6
男子ダブルス1R
○鈴木悠(法4)・馬場(スポ1)7 6
●天崎・山内(日大) 6 3