9月8日、江坂テニスセンター(大阪府)にて2022年度関西大学対抗テニスリーグ戦男子3日目が行われた。同志社は昨年王者の近大と対戦。王座出場をかけて重要な一戦に臨んだ。
ダブルスには岩田(法4)・渡邉(法2)ペア、山岸(スポ4)・山崎(商2)ペア、鈴木悠(法4)・馬場(スポ1)ペアが出場した。
D1には岩田・渡邉ペアが登場。近大の田口・蔡ペアと対戦した。田口は先月行われたインカレでダブルス優勝を果たした実力者。強敵相手にどこまで自分たちのプレーが出せるかが勝敗の鍵を握った。ファーストセットでは格上相手にも必死に食らいつき、キープゲームを続ける。岩田のサービスエースなどで得点を重ねるが、差を縮めることはできず。4-6でファーストセットを落とした。続くセカンドセット。「相手が実力を出してきた」(ベンチコーチ大森)。相手チームのスマッシュが炸裂し、思うように流れを作れない。最後まで反撃の糸口は見つけられず、0-6でゲームセット。実力差を感じる試合となった。
D2には鈴木・馬場ペアが登場。中屋敷・仲里(近大)と対戦した。迎えたファーストセット。序盤に相手のサービスゲームをブレークするなど、快調な滑り出しを見せる。しかし、中盤に入って連続ポイントを許すと、そのままファーストセットを奪われた。続くセカンドセット。ゲーム差が開くことなく、拮抗(きっこう)した試合展開が続く。「相手が落ちてきたところを狙って、攻めの気持ちで挑んだ」(馬場)。鈴木の相手スマッシュへの素早い反応や、馬場の鋭い前衛が光り、勝負はタイブレークへと持ち越された。しかし、ここで惜しくも粘り負け。流れは十分にあったものの、相手の力強いパワーと繊細なテクニックを攻略できず。6-7(3)でセカンドセットを落とし、敗北を喫した。
D3の山岸・山崎ペアも同様勝ち星を収めることはできず、ダブルスは0-3で幕を閉じた。
続くシングルスには、岩田、鈴木悠、毛利(商3)、鈴木龍(法1)、三和(文情1)、宮地(心理1)が登場。一回生を多く含むフレッシュなメンバーで試合に臨んだ。
同志社に近大戦初白星をもたらしたのはS2の鈴木悠。「チームの負けは決まっていたが、一本でも取ってやろうという気持ちで臨んだ」(鈴木悠)。意気込み通り、ファーストセットから勢いのあるプレーを見せる。左右に振るストロークと鋭いサーブでポイントを連発。雰囲気を味方につけ、そのままファーストセットを獲得した。続くセカンドセット。勢いそのままにスタートしたいところであったが、序盤にサービスゲームをブレークされ、一時は相手を追う展開に。しかし、仲間の大きな声援にも後押しされ、流れをもう一度引き寄せた。ネットインの難しい球にもバックストロークでクロスに返球するなど、執念のプレーを見せる。山場を何度も潜り抜け、7-5でセカンドセットを獲得。両手を大きく突き上げ勝利を噛み締めた。
残る5人は強敵相手に健闘するも敗北。1-5でシングルスを終えた。最終結果は1-8。昨年王者の大きな壁を越えることは出来なかった。
秋リーグも折り返し地点を迎えた。残る2戦はなんとしてでも勝ちたい同志社。大躍進に期待したい。【萩岡真生】
【試合結果】
男子ダブルス
●山岸(スポ4)・山崎(商2) 3 2
○河野・川田(近大) 6 6
●岩田(法4)・渡邊(法2) 4 0
○田口・蔡(近大) 6 6
●鈴木悠(法4)・馬場(スポ1) 3 6
○中屋敷・仲里(近大) 6 7(3)
男子シングルス
●鈴木龍(法1) 0 0
○田口(近大) 6 6
●宮地(心理1) 1 6
○新出(近大) 6 7(3)
●岩田(法4) 4 4
○奥地(近大) 6 6
●三和(文情1) 4 4
○図師(近大) 6 6
○鈴木悠(法4) 6 7
●藤井(近大) 4 5
●毛利(商3) 5 2
○宮田(近大) 7 6