9月12日、江坂テニスセンター(大阪府)にて2022年度関西大学対抗テニスリーグ戦男子5日目が行われた。4回生にとっては最後の一戦。白星で締めくくるべく、気持ちを入れて臨んだ。
ダブルスには岩田(法4)・渡邉(法2)ペア、鈴木龍(法1)・宮地(心理1) ペア、鈴木悠(法4)・馬場(スポ1)ペアが出場した。
岩田・渡邊ペアは、春関で粘り勝ちを果たした増成拓・増成智ペア(関学大)と対戦。ファーストセットでは1ゲーム目をブレイクされ、不安の残る滑り出しとなった。しかし、しぶとく粘り続け、ついに中盤で同志社のブレイク。勝負はタイブレークへと持ち越された。相手にリードを許しつつも、落ち着いたプレーを見せる。最後には岩田のバックストロークでミスを誘い、タイブレークを制した。続くセカンドセット。序盤はキープゲームを続けたものの、3-4でブレイクを許す。その後はあっという間にゲームを連取され、3-6でセカンドセットを落とした。勝負が決まるファイナルセット。相手ペアの反則により、カウント4-0、岩田サーブでゲームが始まった。ここでも好機を逃さない。岩田のサービスエースであっという間に5-0に持ち込むと、1ゲームを取られたものの、落ち着いてサービスゲームをキープ。6-1でファイナルセットを獲得し、連勝を果たした。
D2の鈴木・馬場ペアは中留・其田ペア(関学大)と対戦。ファーストセットから相手の粘り強いリターンに苦しめられ、なかなか得点に結びつけられない。中盤に入り反撃の兆しが見えたものの、つけられた差は大きく2-6でファーストセットを落とした。続くセカンドセット。鈴木のボレーや馬場のサービスエースでチャンスを作り出すも、相手の勢いは止まらなかった。3-6でセカンドセットを落とし、敗北を喫した。
鈴木龍(法1)、宮地(心理1)の一年生ペアは、セカンドセットで追い上げを見せるも惜しくも敗退。ダブルスは1-2で終幕した。
続くシングルスでは、鈴木が4回生の意地を見せつけた。ファーストセットではあと一歩のところでミスが続き、勢いに乗り切れない。「気持ちで獲った」(鈴木)。気力を振り絞り6-4でファーストセットを獲得した。続くセカンドセット。疲労から足が動かず、思うようなプレーが出来ない。4-6で落としたものの、回復に徹しファイナルセットに備えた。MTの後始まったファイナルセット。得意のサーブが炸裂し、一気に勢いに乗る。4-1まで差を広げ、このまま勝利をつかむかと思われた。しかし、ここで相手の追い上げが始まる。連続ポイントを許すと、一気に4-5まで逆転される。後がない鈴木。ここで見事な切り替えを見せた。ブレイク成功させると流れを味方につけ、左右に振るストロークを巧みに織り混ぜポイントを連取する。3セットをあっという間に奪い、7-5でファイナルセットを獲得。意地を見せつけ勝利をつかんだ。
シングルスでは、エース渡邊が足の負傷を抱えた中で気力の白星を挙げたものの、残る選手は敗北。2-4で終えた。最終結果は3-6。リーグ最終戦を白星で締めくくることは出来なかった。
1部4位で終幕したリーグ戦。目標の王座出場には届かなかったものの、引退を迎えた4回生の顔には笑顔が浮かんでいた。主将・岩田は「充実したテニス生活だった」と4年間を振り返る。王座出場の夢は新チームに託された。次期主将・永谷組の活躍に期待が高まる。【萩岡真生】
【試合結果】
男子ダブルス
●鈴木悠(法4)・馬場(スポ1) 2 3
○中留・其田(関学大) 6 6
●鈴木龍(法1)・宮地(心理1) 1 6(3)
○篠田・堤野(関学大) 6 7
○岩田(法4)・渡邊(法2) 7 3 6
●増成拓・増成智(関学大) 6(4) 6 1
男子シングルス
●大矢(GR1) 2 0
○本田(関学大) 6 6
●宮地(心理1) 1 3
○中留(関学大) 6 6
●鈴木龍(法1) 1 3
○篠田(関学大) 6 6
○鈴木悠(法4) 6 4 7
●片山(関学大) 4 6 5
●岩田(法4) 6 1 5
○其田(関学大) 3 6 7
○渡邊(法2) 6 6
●堤野(関学大) 3 4