6月16日、しまなみビーチ及び因島アメニティ公園周辺特設コース(広島県)にて2024西日本学生トライアスロン選手権尾道因島大会が行われた。男子選手権では岡田(M1)、女子選手権では尾崎(スポ3)がともに3位入賞を果たし、男女15名がインカレへの出場権を獲得した。
昨年度に引き続き、尾道市因島での開催となった本大会。9月に開催されるインカレへの出場権を獲得すべく、男子は予選通過38枠、女子は11枠を争って熾烈(しれつ)なレースを繰り広げた。
女子選手権では尾崎が3位入賞。スイムを25位で通過するも、バイクラップ1位の走行で順位を大幅に押し上げる。さらに、急激な坂が特徴であるランコースに対してもリズムとスピードに乗る意識を持ってメリハリのある走りを見せ、最終3位(2:27:35)でフィニッシュ。尾崎はレースを振り返って「実力を発揮すれば予選は通過できると思っていた。暑さと急な坂で過酷なレースだった」と語った。昨年度同大会で5位だったこともあり、普段の練習の成果が結果となって表れたレースだったに違いない。
続く男子選手権でも岡田が3位入賞を収めた。午前中より気温が高い上、風が出たために潮の流れも早く過酷な条件下となったものの、自分のペースを守って冷静にレースを展開。スイムでは4位、バイク終了時点では3位といずれも好順位につける。さらにランでは一時トップに躍り出るなど調子の悪さを感じさせない走りを見せた。最終ラップで2つ順位を落とすも3位でゴール。9月のインカレへ向け「個人10位以内で団体目標に貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。
今大会の結果をもって、尾崎・岡田を含む男女15名がインカレへの切符をつかんだ。主将・橋本(スポ3)は「想定より多くの選手が通過でき安心している。特に女子選手は層が厚いので本戦が楽しみ」とチームに期待を寄せる。聖地・観音寺でも全員が完走し、最高の笑顔を咲かせてほしい。(文責・金海彩夏、撮影:金海彩夏、栗林真菜)