トライアスロン部
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【トライアスロン部】異例のレースながらも奮闘

 7月10日、国営木曽三川公園(岐阜県)にて、西日本学生トライアスロン選手権 長良川大会 兼 東海北陸・近畿・中国四国・九州沖縄学生トライアスロン選手権長良川大会が行われた。

 女子選手権では平井(理工4)が2位、橋本(スポ1)が4位、男子選手権では原口(生命M1)が7位でフィニッシュ。団体では女子2位、男子4位という成績を残して大会は幕を閉じた。

 インカレへの出場権がかかっていた今大会。同志社からは女子5名、男子15名が出場した。

 前日から続いていた激しい降雨の影響で、レース当日の朝にデュアスロンへの変更が発表された。「これほどの悪条件の中で試合をしたことはなかった」と語る平井は、この変更を受けて、第1ランで9割の力を出すというレースプランを立てていた。スタートから上位に位置し、続くバイクでは前の選手との距離を広げられることなく再びランへ。第2ランでは2・5㎞という短い距離ながらも順位を2つ上げる粘りを見せ、2位でフィニッシュした。

女子選手権で2位に入った平井

 今大会が3度目の試合である橋本は、インカレ出場を目指して、得意なランでバイクを補う形でレースを展開した。第2ランでは、バイクで落とした順位から追い上げ4位でフィニッシュ。今後はインカレでも活躍する選手を目指す。

第1ラン前半で先頭集団を引っ張る橋本

 7位という好成績を収めた原口は、当初はこのような成績を全く予想していなかったと語る。第1ラン折り返しは中盤の順位で通過。その状況に焦りを感じつつも、「チームのみんなが自分より前で頑張っているところを見たら、先輩としても後輩が頑張っていることを嬉しく思いました。でも負けるわけにはいかなかったので」と、積み重ねてきた経験を生かし、第1ランを17位で終えるとその後も追い上げを見せた。今年で4度目となるインカレに向けて、エースとしてチームを牽引する。

男子選手権7位でフィニッシュした原口

 序盤に同志社トップでレースを進め、同チーム内では原口に続く2番手でフィニッシュした主将の福寿(商3)は、今大会を「レースの形式が変わってしまったために、不本意に悔しい思いをした選手もたくさんいた大会だった。主将としては納得できないところや悔しい部分がある」と振り返る。また、インカレ出場の可能性が高い選手については、「(インカレまでの)2か月間は悔しい思いをした人の分まで精一杯努力する使命がある」と強い思いを語る。

レース後の写真撮影で笑顔を見せる部員たち

 異例の状況の中で奮闘した選手たち。口惜しい思いをした選手も多いが、今大会での経験を糧に2か月先に待ち構えるインカレへ向けて前進する。 【撮影・文責:林快人・金海彩夏】

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