バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】正念場乗り切り、好スタート

2023年度関西大学バレーボール連盟男子1部秋季リーグ戦
 10月1日、天理大学杣之内第一体育館(奈良県)で2023年度関西大学バレーボール連盟男子1部 秋季リーグ第6戦が行われた。同志社は立命大にセットカウント3-2で勝利を収めた。

 強敵・天理大学に敗北を喫するもBブロック2位に食い込み、上位リーグへと進出した同志社。上位リーグ1戦目から宿敵であり、また山場でもある立命大と戦う。この山場を乗り越え、優勝に向けスタートダッシュを切りたい。

 迎えた第1セット。先制点を奪うも、立命大の巧みな攻撃に翻弄された。点差が開いた場面もあったが、なんとか必死に食らいつき点差を抑える(9―10)。しかし、立命大の時間差攻撃といった多彩な攻撃に悩まされ決死のタイムアウト(12-17)。それでもなお、立命大の流れを断ち切ることが出来ず、19-25で敗北した。

 続く第2セット。第1セットとは打って変わって、ワンタッチのボールを拾いあげ見事な連携プレーを見せる同志社。しかし、それ以上に立命大のスパイクは打点が高く、さらに鋭いため、コートを乱される時間が続いた(7-11)。そのまま時計の針は進み続け、16-22の場面。甲斐(商4)と伊藤(経済3)、片田(心理2)がコートに入り、メンバーをがらりと変え心機一転を狙う。しかし、その願いもむなしく立命大に25点目を奪われ第2セットをも落としてしまった。

ボールを持つ中井

 全員が「絶対に第3セットを取る」と一致団結し、始まった第3セット。試合開始から2連続ポイントを奪い、先ほどとは違う表情を見せる(2―1)。中村(商3)のトス裁きが光り、次々とアタックを決めリードをつけた(11―7)。中井(心理3)のセンターからのアタックが炸裂しチーム内が笑顔に満ち溢れ始め、会場の雰囲気は徐々に同志社カラーに(13―8)。そのままの勢いで同志社がゲームメイクし、大差をつけ20点目をもぎ取った(20―13)。最後には相手のサーブミスで25点目を奪い、第3セットを奪い返した(25―16)。

 勝利への希望が見え始め、第4セットを取り切りたい場面。両者巧みな攻撃を仕掛け、シーソーゲームを展開する。厳しい練習を耐え抜いた実力に裏打ちされた技術が、ボールを繋ぎ点数を重ねていく。試合は後半戦に突入するも、両者一歩も譲らない戦いを見せ続けた(14-14)。全員で鼓舞しあい、相手のミスを誘発しながら徐々にリードをとった同志社は、先にマッチポイントを奪うことに成功。このままの勢いで勝利をつかむと思いきや、立命大が意地を見せ24-23と点差を縮めた。長いラリーを行った激戦の末に、宮坂(心理4)の鋭いスパイクで第4セットを制し、第5セットへ。

 士気を高め、臨んだ第5セット。会場のボルテージはマックスでどちらが勝ってもおかしくはない。全員が見守る中で、一進一退の攻防を繰り広げる。10点目を超えると、同志社らしいバレーを行い、己のペースでポイントを重ねる。最後はそのまま、15-13で逆転勝利を収めた。「シーソーゲームの中で、最後まで我慢してボールを繋ぎ続けたことが、第5セット勝ち切れた理由だ」(宮坂)。大きな山場でもあった立命大を打ち破り、チームにまぶしい笑顔が溢れた。

 上位リーグ1戦目を勝利で飾り、優勝に向け好調なスタートダッシュを切った。「優勝に向けて、勝ち切れるように頑張ります」(宮坂)と、その言葉の通り、今後の上位リーグでの歩みに期待がかかる。【文責・平沼栞、写真・男子バレーボール部提供】

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