第76回 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会
11月28日、駒沢屋内競技場(東京都)で第76回 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会 第1戦が行われた。同志社は広島経済大相手にセットカウント3-0で勝利を収めた。
広島経済大は6月に行われた西日本インカレで対戦し、2一0の快勝を収めた相手。
「固くなったり自分のプレーを出せなかったりするかもしれないから油断だけはしないように」(宮坂・心理4)と気を引き締めて試合に臨んだ。
第1セットは怒涛(どとう)の10連続得点で相手を引き離す。森川(商2)のフェイントや仲佐(経4)の安定感あるスパイクで相手に隙を与えない。ミスを誘うバレーで点数を与えず25-12で第1セットを先取した。第2セットからは平田(理工4)が出場しチームに活気を与えた。途中同志社の失点が続きついに逆転を許す(12一13)。しかし同志社が関西3位の実力を見せつけここから6連続得点。「やることをやり続けたら力の差は出てくると思ったから焦らず落ち着いてプレーできた」(宮坂)。そして片田(心理2)、甲斐(商4)の2人がコートに入るとその後片田がスパイクを決め20一15に。さらに平田のブロック中井(心理3)のスパイクで第2セットを連取した(25一17)。
第3セットも前セット同様途中追いつかれそうになる場面があったが、伊藤湧(心理1)のクイックや平田のブロックで流れを手繰りよせた。その後は不動の大エース宮坂の鋭いスパイクが何本も相手コートに突き刺さる。そして最後は相手のミスで25一17とし、広島経済大相手にセットカウント3一0で勝利した。
今試合、チームを声で引っ張った平田は「ピンポイントで1枚にブロックで入ったりすることもあると思うので入った先のブロックでしっかり活躍できるように頑張りたい」と意気込んだ。また、主将の宮坂は「自分の120%出して後悔ないようにやり切りたい」と全カレに懸ける思いを口にした。次戦も勝利しベスト8に向かって突っ走れ!【渡邉柚果】