バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】力見せつけベスト16進出

76 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会

 11月29日、駒沢屋内競技場(東京都)で第76回 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会 第2戦が行われた。同志社は青学大相手にセットカウント3-1で勝利を収めた。

青学大に勝利すればベスト16へ進出できる重要な一戦。しかし、青学大は昨年春まで1部リーグに在籍しており油断は禁物だ。昨日の快勝の勢いがそのまま続くと思われたが、試合開始直後に出来てしまった2点差が縮まらず苦渋を示し、早々にタイムアウトを取った(11-15)。「16点目までに追いつこう」と中井(心理3)が皆を励まし気持ちを切り替える。宮坂(心理4)のブロックアウトを狙ったアタックで相手を封じ込めミスを引き出し、18-18に追い付いた。両者一歩も譲らず26-26までゲームを展開。会場の緊張が選手にまで伝わったのか、最後はオーバーネットで失点。26-28で第1セットを奪われた。

攻撃する仲佐

 「第1セット取られるのはあるあるなので、そんなに焦ることなく次取ればいい」(宮坂)。その言葉の通り、仲佐(経4)のアタックから連続ポイントで流れを我が物にする。第1セットでなかなかアタックを決めきれなかった反省を生かしてコースを変えた。点差が縮まり逆転の危機に瀕した場面もあったが、森川(商2)の高いブロックが光り、そのまま25-20で第2セット奪い返した。

 続く第3セットでは両者のボルテージがMAXとなり、選手のみならず観客も手に汗握る。宮坂、仲佐、中井を中心にアタックを打ち込むも、関東リーグを生き抜いてきただけの攻撃力と防御力でシーソーゲームを展開。試合終盤の23ー23まで続いた。最後は宮坂、森川のブロックポイントと中井のアタックで25点目をもぎ取り、ベスト16へリーチがかかる。選手たちは喜びを爆発させた。

喜ぶ選手たち

 第4セット目、中井が力を見せた。技のある攻撃で相手を翻弄(ほんろう)し、5連続ポイント。大きく差をつけた(5-0)。 「みんなが一丸となって戦っている感じがあったのですごく嬉しかった」(宮坂)。波に乗った同志社は、点差を縮められることなく25-19で勝ち切った。

喜ぶ中井

 「絶対勝ち切ってベスト8に行ってみたい」。(宮坂)。青学大戦以上に苦難が強いられるであろう中央大戦。格上相手に下剋上を起こせ。(文責・平沼栞、撮影・渡邉柚果)

 

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