RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 春季リーグ戦
5月11日、立命館大学OICアリーナ(大阪府)でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 春季リーグ戦の第8戦が行われた。同志社はびわこ大を相手にセットカウント2-3で敗北を喫した。
今試合は大幅なメンバー変更が行われ、OHに小池(法3)、大町(商4)が、セッターには金谷(心理3)が起用された。
迎えた第1セット。﨑山(商1)がライトから強烈なスパイクを打ち抜く。ブロックでも点数を重ね13-9。さらに金谷と森川(商3)が息のあったコンビを見せ得点する。16-12の場面ではつなぐバレーを体現。両者譲らぬラリーを繰り広げるも伊藤湧(心理2)の速攻でこのラリーを制した。多彩な攻撃で相手を圧倒し2度のタイムアウトをとらせるなどし25-18でセットを先取。しかし続く第2セットは17-25と、あっけなく奪われる。
1-1で迎えた第3セットは伊藤湧などミドル陣の攻撃を中心に得点を重ねる。ラリーが切れない中、金谷が視野の広さを発揮。ツーアタックで相手コートの空いたスペースに落としチームを救うと、別の場面では華麗なワンハンドトスを見せ、観るものを魅了した。伊藤湧のサーブで得点し25-18で第3セットを奪う。
ここからが波乱の始まりだった。第4セットは、エース森川の攻撃が炸裂。小池もセットを追うごとに調子をあげ、チームの雰囲気は最高潮だった。しかし、決定打に欠け40点台に突入。「絶対に流れを渡さない」(森川)。その思いも虚しく41-42の場面で小池が放ったスパイクはアウト。勝敗は最終セットへ持ち越された。
なんとしても取りたい第5セットだったが流れは完全にびわこ大に。﨑山のブロックで同点まで追いつくも、依然として追いかける展開は変わらず12-15でこのセットを奪われる。びわこ大相手にセットカウント2-3で敗北を喫した。
「天理大戦は全員が勝つ気持ちを持ってやっていきたい」(森川)。今試合の敗戦で湧き上がった勝利への執念は並大抵のものではない。(渡邉柚果)