RIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦
9月28日、龍谷大学深草キャンパス(京都府)でRIGAVIL CUP 2024 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第6戦が行われた。同志社は龍谷大相手にセットカウント3-1で勝利を収めた。
迎えた第1セット。序盤はスパイクを決めきれない苦しい状況が続き、常に相手にリードを許す展開となった。そんな中、中田(心理1)がブロックで相手のスパイクをシャットアウトし、同点に追いついた(5ー5)。試合中盤もなかなか点差を付けられない場面が続く。しかし、終盤タイムアウト後に今試合最も勢いのある中田が好機を演出。鋭いアタックで相手のカットミスを誘発。2連続ポイントを収め、リードを広げた(22ー20)。さらには、エンドラインギリギリのサービスエースを決め、マッチポイントへ(24ー22)。「1本1本集中して力強くできた」(中田)。最後は中井(心理4)のスパイクで25-22とセットを奪った。
第2セットは﨑山(商1)の鋭いスパイクで相手に隙を与えず序盤を攻略。その後も中田の効果的なブロックで得点を重ねた(14ー12)。しかし、龍谷大の高い打点からのスパイクに対応しきれず逆転を許す(15-16)。その後も相手のペースに飲まれ続け、18ー25で第2ゲームを奪われた。
続く第3セットは両チームの意地が明確に現れた。滑り出しから取って取られての接戦。その後、終盤にかけてミスが重なり相手に勢いを与えてしまう。チームの大黒柱を担う中井は「技術的には負けていないので気持ちで流れを断ち切った」と意地を見せ、タイムアウト後に執念を見せた。25-26の場面で中田が得点を挙げ、デュースへと持ち込ませる。ここからは手に汗握る展開が続く。司令塔の中村がミドルの伊藤湧(心理2)などを上手く起用し相手を翻弄(ほんろう)。龍谷大も負けじと攻勢を仕掛け、3度のセットポイントを握られるも中井、中田が負けじと食らいつく。最後は森川(商3)の速攻でブレイクをとり32-30でゲームを制した。
絶対に勝ち切りたい第4セット、﨑山のライト攻撃や中村(商4)のブロックポイントで好調な走り出しを見せた。このまま先制すると思われたが、長いラリーを取り切れずリードを許す(10-12)。21-21の場面で中田がまたもやスパイクでチームに貢献。高さのある華麗な攻撃を繰り出しチームをけん引した。最後も中田のスパイクが決まり(25ー23)、セットカウント3-1で龍谷大相手に勝利を収めた。
「試合展開的にはしんどかった。でも素直に勝ててよかった」(中井)。上位リーグ1戦目を勝利で終わり、好発進した同志社。中でも、今試合でチーム最多19得点、決定率61%と大活躍を見せた中田は「スパイクに専念できた」振り返る。来週はダブルエースを抱え更に高い守備力を兼ね備える強豪天理大との一戦。勝てば大金星となるこの戦いに向けて鍛錬を磨く。(文責・三宅希和、撮影・堀早槻)