10月22日、関西バレーボール連盟1部秋季リーグ第9節が行われた。同志社は立命大を相手にセットカウント0-3で敗北を喫した。リーグ戦優勝のためには1戦も落としたくない状況で挑んだ今戦。前戦では競り負けた立命大へのリベンジを果たそうと、闘志を燃やして試合に挑んだ。
1セット目は手に汗握る接戦を見せた。緩急つけたアタックで攻める同志社に対し、相手も上からの力強いアタックで対抗。拮抗する展開が続くが(22‐22)、一歩前に出たのは立命大だった。相手の2連続サービスエースで惜しくも23‐25で第1セットを奪われた。
続く2セット目序盤は、ミスで痛い連続失点(0‐3)。一時はリードを許したが、仲佐(経3)のレフトからの力強いアタックで一気に点差を詰め、ブレイクに成功する(12‐9)。猛追を見せた同志社だったが、相手も負けてはいない。攻めたサーブやアタックで突き放されると(18‐22)、体力的にも精神的にも追い詰められた。「弱気な部分が出てしまった(甲斐・心理3)」。気持ちで押し負け、ベストな体勢でトスをあげることができなかった。その後は歯車がかみ合わず、22‐25でこのセットを落とした。
あとがない第3セット。しかし、前戦からの課題であるミスの多さが出てしまった。アタックミスが響き、相手の流れに(7-13)。タイムアウトを取るも、相手のペースを崩すことはできず16‐25と大差をつけられて敗北した。
「相手の流れを切りたいところで切ることができなかった」と悔しさをにじませた宮野(心理4)。今日の敗北で優勝への道は絶たれた。しかし、明日に控える最終戦に向け、選手たちは気合十分だ。リーグ戦上位に食い込むために今日の敗戦から気持ちを切り替え、対近大戦に臨む。(文貴・小山莉奈、撮影・田組菜月)