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~主将セレクション~ 【アイスホッケー部】「支」える覚悟

新体制となり、新たに福井組の1年間が始まったアイスホッケー部。今回取材に応じてくれたのは、主将福井と小学校から同期で苦楽を共にしてきた茶木の2人だ。今年のチームの目標と4年生の役割について教えてくれた。

ーー対談相手に選んだ理由は?
このチームの関西人が自分を2人しかいなくて、関西のチームだから呼んだというのが1つと、小学校の頃からずっと一緒のチームでプレーしてきて13年間くらい一緒にプレーしているから、今回呼ぼうかなと思いました。

ーー主将さんはどんな方ですか?
12年とかやってきてすごい腐れ縁なんですけど、すごいリーダーシップもあるし、言うことはすごく言ってくれてみんなからの信頼もあると思うから、適任かなと思います。

ーー2人が思うアイスホッケーの魅力は?
福井:難しいですけど、やっぱり迫力かなと思っていて、試合展開も早いし「氷上の格闘技」と呼ばれるくらい身体のぶつかり合いも激しいところと、一人では絶対に勝てないというところはアイスホッケーの面白さかなと思っている。選手の交代も自由だし、一人一人の技術力が欠かせないからそういった選手一人一人が欠かせないというところがアイスホッケーの魅力かなとは思います。
茶木:身体に当たる迫力の面で魅力のあるスポーツだなと思っていて、戦術だったり頭使う部分も多いし、選手が自分で考えて行動するっていう部分が大きいスポーツなのかなと思います。

ーー新チームが始動したと思いますが、どんなチームですか?
福井:4回生が少ないので、どれだけ下級生に助けてもらいながらボトムアップのチームを作っていけるかかなと思っている。4回生は4人しかいないんですけど、3年生とか技術的にも上手な選手も多いし、1年生も活気のある選手が入ってきてくれると思う。そういった中で僕たちがどれだけリーダーっぽくないリーダーになれるか、どれだけ下を支えてあげることができるかを意識したいし、それが一番強いチームなのかなと思うので、そういったチームを作っていきたいと思う。
茶木:4回生が4人しかいないというところもですけど、全体的に他の大学に比べて部員の数も少ないと思っているので、少ない人数の中でいかにチームワークを高めて試合に勝っていけるかがすごい楽しみですし、下の学年がすごく力のある選手が多いと思うので、助けられながら1年間戦っていければいいかなと思います。

ーー今年のチームの雰囲気は?
福井:下級生に活気がある選手が多いし、チームを盛り上げてくれる要素はいっぱいあると思うので、後輩に頼みつつ自分たちは支える側というか、後輩たちがのびのびとプレーできるようにやっていくのが僕たちの仕事なんじゃないかなと思うし、現時点でもそういった雰囲気はあるのかなと思います。

ーー今年のチームの目標は?
福井:昨年度関西リーグの予選を1位で通過することはできたんですけど、リーグ戦を1位で終わることはできなかったので、そこは一つの目標としてやっていきたい。昨年2年ぶりにインカレが開催されて、1回戦は不戦勝という形ではあったんですけど2回戦で法政大に惜しくも負けてしまって、やっぱりそこの悔しさっていうところはみんな持っていると思うので、その気持ちを持ってインカレベスト8になれるように頑張っていきたい。
茶木:いい意味で上下関係のないところがこのチームのいいところかなと思っているので、その良さを出しつつ、今までの伝統を無くさないようにしっかりとつないでいきたい。

左から福井・茶木

今年の抱負は「支」という漢字を選んだ。数少ない4年生がリーダーシップを持ち、後輩たちを支えていく覚悟が込められている。昨年はインカレベスト16で終幕し、悔し涙を流した選手たち。その悔しさを晴らすために。今季こそ笑って終わるために。地道な積み重ねとチームワークの良さを生かし、氷上で奮闘する彼らに注目だ。(撮影・小島葵、文責・勝部健人)

〈プロフィール〉
◆福井健太郎(ふくい・けんたろう)
今年度主将を務める。グローバル地域文化学部新4年。
◆茶木陽成(ちゃき・はると)
今年度副将を務める。経済学部新4年。

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