初心者の選手から全国屈指の選手まで幅広い部員が集結する体操部。その中でも、注目を浴びているルーキーを新体操から1名、器械体操から1名紹介する。 

　5歳の時に新体操をはじめた宇野。同じく兵庫県で活躍をしていた長尾（スポ2）の背中を追い、同志社に入学することを決めた。「先輩方がすごく優しくてフレンドリーなのでやりやすい環境で毎日練習できている」と、部活の環境の良さを語ってくれた。

　6月に行われた西カレでは、ダイナミックで堂々とした演技で観客を魅了。1年生ながら3位入賞を果たした。そんな宇野は、体操の魅力を「得点競技じゃなくて魅せるスポーツなので、それが人に伝わった時に感動をさせる演技ができるところ」だと語った。

　今年の目標は全日本選手権で入賞すること。鍛錬を積み重ね、全国の舞台では一段と成長をした姿を見せてくれるに違いない。

　一方の権は、大学入学後に体操競技部の新歓で練習をしている部員を見て、一生懸命な姿をかっこよく思い、入部することを決意した。そんな体操部の雰囲気を「めっちゃいい雰囲気で全カレに出場するような選手もいれば自分みたいに大学から始めた人もいてバランスがいいし、全体的に仲がいい」と話してくれた。また、体操の魅力については「新しい技に挑戦する時は怖いけれど、できた時の達成感が1番の魅力」と語った。

　大学初めにもかかわらず、自身の強みである「力」を生かして躍進し続ける権。目標であるインカレ出場に向けて日々努力を怠らない。（撮影：家村宇多、文責：西村早智）

★共通質問

「自身にキャッチコピーを付けてください」

宇野：「常に明るく」

権：「懸垂だけは絶対負けない」

○プロフィール

◆宇野ひまり（うの・ひまり）

2004年11月12日生まれ。日ノ本学園高等学校（兵庫）出身。スポーツ健康科学部1年。新体操。

◆ 権成景(ゴン・ソンギョン)

2001年７月23日生まれ。国立釜山海事高校（韓国）出身。グローバルコミュニケーション学部1年。器械体操。