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~主将セレクション~ 【アメリカンフットボール部】今まで見たことのない強い同志社へ「化」ける

昨シーズン、10年連続で出場していた入れ替え戦を見事回避したアメリカンフットボール部。今回は新主将である強力と注目選手として挙げられた平船、荒木、濱村の3人が取材に応じてくれた。新体制の雰囲気や今後の目標について語る。

 

ーー他己紹介をお願いします。
平船荒木
荒木くんは元々日本一の高校から来て、日本代表の経験もしているし、静かなキャラなんですけど中では熱い闘志を持っていて、技術面でも尊敬できる面が多いなって思います。

荒木濵村
めっちゃめっちゃ真面目でめっちゃ頑張って練習やるんで、めっちゃ成長していると思うし、めっちゃかっこいいやつです。

濵村強力
今年キャプテンを務めている方で、噂によると高校の時からめちゃくちゃ上手い。アメリカに住んでおられたときにアメフトに出会った。とにかくなんでもできる方で、ハードにタックルすることもできれば、華麗にパスカットをすることもできる本当にすごいプレイヤーだなといつも陰ながら思っています。

強力平船
新大はちょっと生意気なところがあるんですけど、後輩としては先輩からしたら可愛らしい。ちょっと空回りする時もあるけど、練習も自分の魅力を出しながら取り組んでいると思うし、この選んだ3人は今年期待しているメンバーということで選んだので、そのうちの1人です。

ーーこのメンバーを選んだ理由は。
強力:主に新3回生の中で、僕が一個下の学年で今年引っ張ってくれると期待しているメンバーを選んだ。

ーー昨年を振り返って
平船:去年はコロナも流行って、活動停止期間もあり、コーチとも色々あってチームとして大変だったんですけど、去年の4回生を中心に長年のライバルだった京都大学に勝てたのでそこはいい点かなと思いました。

荒木:昨年は色々あったんですけど、生徒主体で去年の4回生たちが引っ張ってくれて、チーム一丸となってできたのではないかなと思います。

濵村:僕も印象に残っているのは京大戦で、大学からアメフトを始めてあんだけ練習を積み上げていってそれが結果としてあのような感動的な形で返ってきて、プレーで貢献はできなかったんですけど、アメフトで勝つことの気持ちよさが分かって、いいシーズンだったと思います。

強力:10年ぶりに京都大学に勝てて、自分たちが掲げている目標には一歩近づけたのかなと思います。全体的な雰囲気としても昨年は色々なことがあって、チームとしての方向性が定まらなかった時もあったんですけど、最後はまとまったチームだったと思います。


取材に応じる選手たち

ーー新チームの雰囲気は。
平船:今年は新しいコーチが来たっていうことはローバーにとってすごく大きなことだと思いますし、今まで曖昧にされてきた部分も大人の方を迎えたことで、さらに学生主体を進めるいいサポートをしてくださるという点が去年とは異なるポイント。今年は京大だけではなく、他のチームにも勝って、ローバーの歴史を変えるような1年にしたい。

荒木:今年はいいコーチにいい先輩が揃っているので、勝てると思います。

濵村:環境はすごく整ってきていて、その分言い訳ができないような状況になってきていると思うので、一層気を引き締めて自分を追い込んでいかないとダメだなと思います。

強力:今年と去年の大きな違いはみんなも言っているようにコーチの存在で、今のところコーチと選手が同じ方向を向いて練習ができている。コーチもすごく素晴らしい方が来てくださって、日本一っていう目標を成し遂げたことがある実績のある方で、具体的な練習方法も分かった上で取り組めているので、モチベーションもそうですし、日本一への近道として日常から取り組めていることを実感しやすいというか、下級生も上級生も一歩ずつ進めていると思う。

ーー今年注目の選手は。
平船:オフェンスだったら佐々木(商2)。去年から試合も出ていましたし、1回生だからといって精神的に弱いわけでもなくて、その時から4回生にもしっかりと意見が言えていたし、今年もチームの核となる選手だと思うので、僕はその佐々木からパスをもらって活躍したいと思います。

荒木:太田和彦(法3)ですね。去年から少し出ていてめちゃくちゃ強いんですけど、今年は同じパートで一緒にやることも増えたので、切磋琢磨してもっとレベルアップする彼が見れると思う。

濵村:僕はキッカーの高本(法3)ですね。普段から一緒にいることが多いんですけど、スペシャリストのポジションで、キッキングに向き合う姿勢は他の選手と比べて図抜けて真摯に取り組んでいることが目に見えて分かる。1年生から試合には出ているが、今年はどんどんレベルアップして、もっといいプレーを見してくれると思う。

強力:この中だったら濵村(スポ3)かな。僕はディフェンスなんでいつも近くで見ている。去年試合に出ていたメンバーは当たり前のように試合に出ることを考えていると思うが、濵村はそのメンバーをくっていけるような下級生のボトムアップにつながる選手だと思っている。練習も見ている限り、真摯に取り組んでいるし、取り組み姿勢の甘い上級生をくってスタメンを勝ち取ってくれるんじゃないかと期待しています。

一同:キャプテンにこんなん言われていいな(笑)

ーー今年の目標と見てほしいポイントは。
平船:自分はキャッチするポジションなので、キャッチでチームに貢献することが目標。しんどい状況(サードダウンやゴール前など)で、いつも以上にチームが必要としてくれるプレイヤーになりたい。

荒木:日本一に向けてチームが勝つための貢献をすることです。注目してほしいところは、目の前の相手を圧倒するので見ていてください。

濵村:さっき強力さんからもあったんですけど、レギュラーになりたい。スタメンとして試合に出たいというのは目標に掲げている。昨年までLBとしてはほとんど試合に出ていない選手なんで、テクニック的にも能力的にもまだまだ足りないことが多いんですが、ここからもっと力をつけてチームに必要とされる選手になりたい。

強力:フィジカルがめっちゃ強かったりとか、クイックネスがめっちゃ速かったりとか、そういう選手ではないので、試合の流れを引き寄せられる選手になりたい。ここは絶対に止めないといけないとか気持ちの部分で負けてしまう部分があると思うので、その状況で気持ちの部分で負けない、パッションのところで今年は魅せたいと思っている。

ーー今年の一文字は。

「化」を選ぶ。


丁寧に「化」を書く

ーーその意味は。
今年は例年の同志社とは変わったなと言ってもらえるような1年にしたい。毎年目標には日本一を掲げていたが、口だけみたいな年もあったので、今年こそは取り組みから、日本一の取り組みをしたい。

 

昨年は、因縁の相手である京大を見事撃破。全員で大きな1勝をつかみ取った。10年続いた悪い流れを断ち切り、ワイルドローバーは勢い付いている。しかし、まだまだ目指す日本一への道のりは遠い。チームが勝つために、部員一人一人が向上心を持って練習に励む。今年度はどのような新たな歴史を刻むのか、ワイルドローバーの今後に期待が膨らむ。

(文責・松井麻衣、撮影・勝部健人)

 

〇プロフィール
◆強力幹央(ごうりき・みきてる)
今年度、主将を務める。同志社国際高校出身。政策学部4年。170㌢・78㌔。ポジションはDB。試合前に絶対やることは、今までやってきたことを信じて何も考えないようにすること。

◆平船新大(たいらぶね・あらた)
同志社国際高校出身。商学部3年。183㌢・93㌔。ポジションはWRとTE。試合前に絶対することは、銭湯に浸かってイメージトレーニングをすること。

◆荒木剛史(あらき・つよし)
佼成学園高校出身。スポーツ健康科学部3年。177㌢・109㌔。ポジションはOL。試合前に絶対することは、おいなりさんを食べること。

◆濵村麟太郎(はまむら・りんたろう)。
静岡県立韮山高校出身。スポーツ健康科学部3年。170㌢・90㌔。ポジションはLB。試合前に絶対することは、三色団子を食べること。

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