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~主将セレクション2024~ 【フィギュアスケート部】自分も周りも大切にできる「素」直な主将に

 新体制になり約一カ月。主将・嶺川に加え、嶺川が選んだ光本、小林、加藤の4人が取材に応じてくれた。

(左から)加藤、光本、嶺川、小林

――主将がこの3人を対談相手に選んだ理由。

嶺川:まさよは主務として本当にしっかりしているし、一緒に切磋琢磨して頑張っている仲間。個人的にも仲良くて何でも喋れるので選びました。隼は同期で選手権の部員なので、スケートの技術の面も心の面でも支えてくれることが多いので選びました。かとみきは明るくて、声が出るから部活に活気を与えてくれる存在。スケートもチームに入って頑張っている部員なので選びました。

――3人から見た主将の存在

加藤:主将になったらこういうことを頑張りたいんだよねと言っていて、私も含め新2回生は大学始めが多いのですが、そういう子たちにも寄り添っていきたいというのをともなさんから聞きました。とても素敵な主将だなと思います。(今までは選手権に合わせて練習してたが)それ以外の子たちのペースにも合わせてくださって新しいなと感じます。

光本:ともなちゃんは周りを見れて皆のことを考えて、注意しないといけないことも分かりやすい言葉で伝えてくれます。仕事もとても早いので、頼りになる主将です。

小林:まだ幹部交代して1か月くらいですが、ともなちゃんがいないと部活が回らないくらいよく動いてくれています。部内の連絡事項だけでなく、練習内容も試行錯誤しながら頑張ってくれていて、部活内の空気も変わってきていると感じています。本当にありがたい存在です。

――主将として意識していること

嶺川:学生始めの子に寄り添える部活にしたいと思っていたので、もっと積極的に学生始めの部員に声を掛けたりしています。スケートを1回辞めて、復帰している部員たちの練習に対応した練習が今までできていなかったので、チームに入っていない人は部活しか練習場所がないので、そのような子に寄り添える部活にするために試行錯誤しているところです。

――チームの雰囲気

光本:今までは、経験者と学生に分かれて練習していたが今年からは皆で一緒に練習したり、個人競技だけど団体として動けるようになっています。

――フィギュアスケートの魅力

加藤:テレビで見ると一人で、大学始めでも決められた時間で競技だから自分の好きな音楽でできるのはフィギュアならではの魅力。ラストシーズンになると思い入れが大きい曲を使っているので、そこもフィギュアの魅力の一つ。

光本:リンクの中で一人で滑る競技だから、見てる人を独り占めできるところがフィギュアスケートの魅力。部活でスケートをやることの魅力は、一緒になって教え合うところが良いところだと思います。

嶺川:自分の気持ちを言葉ではなくて音楽や自分の身体で表現できるところがすごく良い競技だと思います。言葉では上手く伝えられなくても、自分の想いを曲や振りに込めることができるのが良いところだと思います。

小林:達成感がすごく感じられる競技だと思います。難しい技も多く、十年くらい練習していてもできないことが急にできるようになったり、試合でできた時に達成感を感じることができます。それが本人だけではなくコーチ・仲間・観客と一緒になって達成感が感じられることは、フィギュアスケートならではだと思います。

――今年の目標

加藤:明確な目標は3年生に上がるまでに2級を取りたいです。2級を取ると、今は1分しか滑れないけど2分滑ることができるので、それで自分の好きな曲でもっと表現したいと思っています。精神面になると、先輩たちに甘えてしまっている部分があるので、(これから先輩にもなるし)大人になれたらと思います。

光本:主務として部員をサポートするのが一番の目標です。責任者になる大会があるので、その大会を無事に終わらせることも目標です。

嶺川:明確な目標は全日インカレに出場することです。気持ちばかり走って、身体がついてこないことが続いているので、今の自分に合った適切な目標を作って身体を大事にできたら良いと思っています。今できることは、身体を治すことと、スケートを楽しいという気持ちを表現することです。そこを大事にして、結果的に全日インカレまで持っていけたら良いなと思います。

小林:全日本に出場してフリーを滑ることです。全日本・全日インカレ・国体の3つの大会で滑り終えることができるように頑張ろうと思っている。

(去年は全日本に出場できなかったが今年変えたいところ)今年は自分のスケーティングに集中できずに滑っていた部分がありました。だから、ショートの曲を変えることと、表現力を磨いてきたつもりなので試合で発揮して点数に表れてくれるようになりたいです。

――今年大事にしたい漢字

嶺川:「素」。

主将として全部員を大切にしたいと思うけど、主将になって一カ月、周りのことを気にしすぎて自分を大切にすることができていないです。自分を大切にできてこそ誰かを大切にできると思うから、もっと素直になれるようになりたいです。それが自分のためにも部活のためにも大事なことだと思います。素直なありのままの自分ということでこの漢字を選びました。

漢字を考える4人

――ありがとうございました!

(聞き手:古川亜依、撮影:矢部彩香)

◆小林隼(こばやし・しゅん)

2003年5月7日生まれ。滋賀県・滋賀短期大学付属高校出身。スポーツ健康科学部新3年。

◆光本雅代(みつもと・まさよ)

2004年1月6日生まれ。京都府・同志社女子高校出身。今年度主務を務める。生命医科学部新3年。

◆嶺川朋那(みねかわ・ともな)

2003年8月2日生まれ。岐阜県立加納高校出身。今年度主将を務める。文化情報学部新3年。

◆加藤実希(かとう・みき)

2004年11月1日生まれ。愛知県・金城学院高校出身。スポーツ健康科学部新2年。

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