昨シーズン、14年ぶりに関西優勝を成し遂げ王座決定戦への出場を果たしたボクシング部。5月から始まるリーグ戦に向け練習に励む中、主将・四宮と副将・森島が取材に応じてくれた。

ーー他己紹介をお願いします。

四宮：とりあえず練習ではストイック。

森島：ありがとうございます。

四宮：頭も良いし、怪我するんちゃうかっていうくらい追い込め追い込めって感じで雰囲気づくりしてくれてます。それゆえにというか、男子校出身なので私生活は女の子の影がないっていうイメージがあります。ラーメン！ボクシング！って男くさい感じです。

森島：記事になるからあんまり言うなよ。

四宮：募集してます。この記事を見た女の子はぜひボクシング部に。

森島：キャプテンの印象は、こんな感じで明るくて親しみやすい先輩で。高校の時に試合を見てるんですけどめちゃくちゃ強くて、それで最初は怖いのかなって思ったんですけど、喋ってみたら優しくて。私生活は、、、

四宮：私生活は素晴らしいよ。

森島：彼女とイチャイチャしてます。この前ちょっと口喧嘩してて、心配になりました。まあでもいい先輩です。

ーー昨シーズンを振り返っていかがですか。

四宮：とりあえず優勝できて、関東と試合ができたっていうのがいい経験になったなと思います。

森島：自分はリーグ戦1戦目で怪我して、初戦と最終戦しか出られなかったので、試合の数がこなせなかったのは残念だったんですけど、それでも1試合1試合の質を高められたし、関東の強い人とも試合ができたので、実績というか経験になったので嬉しかったです。

ーー主将・副将はどうやって決まりましたか。

四宮：主将は、、、

近くにいたマネージャー：(小声で)消去法！消去法！

四宮：消去法じゃないです！

森島：記事なるから！

四宮：まあ自分の学年が、スポーツ推薦で入ったのが自分しかいなくて。他が大学始めの人たちなので、周りにも「幸太やってくれ」って言われました。で、副将は正直めっちゃ困りました。うちの学年から大学始めの子を2人出すか、２回生(取材時)の実績的にも1番上の広輝を引っ張ってくるか、雰囲気をどうやってつくるのかで迷ったんですけど、大学で始めたうちの学年の子たちにもその子たちで役割はあるし、副将っていう立ち位置にあえて広輝を持ってきて雰囲気をガッて作って作ってほしいので選びました。

ーーそれを聞いてどうですか。

森島：自分にはあんまり副将は向いてないかなって思ったんですけど、先輩が大学始めの方が多いのでそういう意味では自分が幸太さんをサポートできたらと思います。

ーー今年のチームの雰囲気はどうですか。

森島：どうですか、今年のチームは。

四宮：ええ。どう思う？

森島：あんまり言えないですけど、怪我人が多くて。

四宮：そうやねんな。

森島：1回生(取材時)のエースが怪我して手術して、リーグ戦は今年出られなくて。勝ち星を5個取らないといけないんですけど、5個取れるかなっていう厳しい感じですね。

四宮：でも去年勝てなかった人たちが調子いいので、そこに期待って感じですね。

森島：まああと1ヶ月あるので。

四宮：去年もそうやけど直前にぶわあって盛り上がるからなんとかなると思うけどな、俺的には。

森島：そうっすね。なるかなあ。

四宮：なる！

森島：僕らにできるのは、チームの雰囲気をよくしていくことなので頑張ります。

四宮：それと去年、大学王座で試合ができたのは僕らの大学と東洋大学だけなので、その経験を活かしてっていう感じですかね。

ーー２人のボクシング歴を教えてください。

森島：それはどこからっすか？グローブつけ始めたのか、ジム行き始めたからか。

四宮：いやグローブつけたらボクサー。ラッパーって言い始めたその日からラッパーみたいな。

森島：でもジム行き始めたのは、年長だから10歳くらい？

マネージャー：年長が6歳くらい！

四宮：え？お前何年幼稚園行ってねん、留年？

森島：え、６歳やったら14年か。

四宮：俺は小4からやから、11年。

ーーボクシングをしていて1番楽しい瞬間はいつですか。

四宮：もうそれは、人を殴れる。リングの上で相手を殴れるっていう非日常をスポーツとして味わえるっていう、真面目な話やけどそんな感じ。

森島：減量とか練習とかしんどいことが多いけど、他の競技と比べて1試合の重みが思いと思ってて。野球とかサッカーやったら1年に何十試合もするし。だけどボクシングは限られた数しかないんで、1日1試合とか色々制限ある中でどう勝ち星を増やしていくか。あとはやっぱり辛い思いした分、勝った時の喜びが大きいですね。

ーー今年の個人の目標を教えてください。

四宮：まあやっぱりチームをまとめ上げてもう1回王座へ、同志社は2回王座に行ってるんですけど両方0-11で負けてて、だから王座で勝ち星を取るっていうのが直近の1番大きな目標です。

森島：個人としての目標は無敗で、全戦全勝で、それがリーグ戦優勝なり、王座につながればいいなと思うし。個人戦では、全日本選手権で優勝も視野に入れて頑張りたいと思います。

ーー今年のチームの目標を教えてください。

四宮：関西優勝、プラス王座、もう1回あの舞台に立つことです。

ーー入部を考えている新入生にメッセージをお願いします。

四宮：ボクシング部は関西の1部リーグにいるんですけど、その中でも唯一大学から始めた子が半分以上占めてて、結構珍しい形のチームなので。だから入ってきてくれたら、経験者もいるから上も目指せるし、同じ境遇というか立場の選手もいっぱいいるからその人たちとも切磋琢磨できるし、他の部活では味わえない色んなことを感じ取ってもらえると思うので、もし大学に入って目標を見つけたいっていう人がいたらぜひ来てもらいたいと思います。

森島：左に同じくです。

◎共通質問

ーー主将・チームが今季大事にしたい漢字を教えてください。

四宮：「覇」です。もちろん連覇すること、それと東洋大と戦った時に雰囲気が全然違って、覇気を感じたので、その覇気を出していきたいです。

(聞き手、撮影：河場真世)

【プロフィール】

◆四宮幸太(しのみや・こうた)

2003年2月27日生まれ。京都府立鴨沂高校出身。ウェルター級。178㌢・74㌔。スポーツ健康科学部新4年。

◆森島広輝(もりしま・こうき)

2003年4月10日生まれ。大阪府・興国高校出身。ライトウェルター級。178㌢・69㌔。文化情報学部新3年。