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~主将セレクション2025~ 【ヨット部】「Re:WIND」新規巻き返しを図り、風を味方に日本一をつかみ取る

昨シーズン、日本一をかけて全力で臨んだ全日本インカレでは早大に惜しくも敗れたヨット部。新チームが始動し、練習にいそしむ主将・西内海と野中が取材に応じてくれた。

ーー野中選手を選んだ理由
西内海:野中を選んだ理由は今部活で一番親しい後輩で、かつ来年のチームの未来を背負ってくれる後輩っていうので選びました。
ーーヨットを始めたきっかけ
西内海:僕は小学2年生の頃からヨットを始めました。僕の名前に海斗って海という字が入っているんですけど、両親がウィンドサーフィンっていうスポーツを趣味でやってて、そこで出会って結婚しました。そこから子供にはマリンスポーツをさせようっていうところがあって、小学2年生のときヨットの体験会みたいなところに連れて行ってもらったことがきっかけです。
野中:僕は大学生からヨットを始めたんですけど、大学の新歓の試乗会でたまたま西内さんに乗せてもらって、それでヨットの楽しさとかいろいろ教えていただきました。オフの日に一緒に船に乗せてもらって入部を決めました。
ーー自分が担当する級の魅力
西内海:僕が乗っているのは470級じゃなくてスナイプ級なんですけど、スナイプ級の魅力は順位を固めるというか、いい成績を取るためにすごくプロセスが大事というか、コースなどの要素、簡単に言うと頭を使うところです。スナイプの面白さは、勝つための要素がすごく多くあるところです。これから470級の声も聞いてもらうと思うんですけど、風を読んだり、潮を読んだり、周りのライバルを見たりっていうのはもちろんなんですけど、僕たちのヨットは、船のスピード差がそこまで470級に比べて早くないので、その分コース展開だったり、自分たちのレースが始まる前の準備だったり、そこの過程からすごく順位に直結するので、本当に洋上のチェスというか、戦う前の準備もそうだし、戦っている最中もすごく頭を使わないといけない上で、順位が良かった時、自分たちがやってきた準備が評価されたんだなっていうところでやりがいがあります。
野中:僕はその470級のクルーという役職はスナイプ級と違って、自分でやる動作がすごい多く、特に花形の海上に一気に飛び出るっていう動作があるんですけど、先ほどおっしゃったように470級はすごいスピードが出る船なので、スナイプ級と比べて、よりアクティブな動きがたくさんできる点で、そこはすごい魅力だと思います。
ーー昨シーズンを振り返ってみて
西内海:昨シーズンはすごく悔しい結果に終わってしまったなっていうのがあります。 もちろん部活動として、昨年これまでずっと目標としてきた全日本インカレを準優勝で終わってしまったっていう悔しさも残りつつもこれはチームとしてで、個人としては全日本個人戦で優勝を目標として練習を積んできたので、そこにすごくこう自分の中では、可能性はあるんじゃないかっていう感触はあったんですけど実際4日間のレースを通じて、最終的に自分の力を最大限発揮できなかったっていう反省というか、悔いの残るシーズンだったと振り返ってます。

野中:僕も昨シーズンからたくさんのレースを経験させてもらったんですけど、やっぱりあまり結果が伴わなかったので、とても悔しい結果となってしまいました。でも昨シーズンのレースを通して学んだことがたくさんあるので、来シーズンに向けてたくさんの課題を潰して来シーズンに生かせるように頑張りたいと思います。

ーー今年の目標
西内海:今年の目標は主将としてチーム全員でインカレに勝つということが目標です。これまで3年間、インカレ総合優勝という目標に向けて毎年毎年インカレがある中、結局早稲田大学に総合優勝をもぎ取られてきました。最後このような形で責任ある役職を任せていただいているので、今、部員が35名いるんですけど、この35人と4月に入部してくれる新1年生の力を活用しながら、チーム全員でインカレ総合優勝という目標を達成したいと思ってます。インカレっていう私たちが目標としている大会はチーム戦というか、僕たち選手だけじゃなく、マネジャーさんだったり、チームマネジメントをしてくださってるスタッフの方をはじめとした多くの方々が支えてくださるからこそ勝てる大会なので、自分たちだけじゃなく、そういう方々にスポットライトが当たるようにこの大会で勝ちたいなっていうことと、最後の1年なので絶対に実現したいなと思っています。

野中:僕の来年の目標はもちろんインカレで総合優勝することです。4回生の最後の大会でもあるので、3回生以下の後輩が協力して力を出し合いながら、そのインカレ総合優勝に向けて何ができるのかっていうのを今から考えて取り組んでいきたいです。

☆共通質問
ーー今年大切にしたい言葉
今年設定したこれはチームのスローガンです。rewindという英単語という言葉をスローガンにしてるんですけど、この意図としては英語で新規巻き返しっていう意味もありつ、rewindのつづり的にwindっていう風という意味があるので、これをかけてこのスローガンに決定しました。昨年度のインカレは本当にチームとしての結束力も高まっていて、確かな実績も積み上げてきたのでチーム全員が今年こそいけると思って臨んで、結果的に惨敗して悔しい思いをしました。昨年はチームとして自己評価が高いシーズンだったんですけど、一歩上を目指していくために新しいことに挑戦していこうという既存の今ある良き伝統と、悪しき伝統とかいろいろあると思うんですけど、それをみんなチーム全体、僕たち4回生だけではなく下級生だったり、チームに属するすべての人からの意見をもとに、まず新しいことにチャレンジしたいなと思ってこのスローガンを設定しました。

色紙に文字を書く田原(社新3)

(聞き手・堀早槻)

◆西内海斗(にしうち・かいと)
広島県・私立呉武田学園武田高校出身。181㌢。商学部新4年。スナイプ級ヘルムスマン。今年度、主将を務める。
◆ 野中遼太(のなか・りょうた)
埼玉県・私立本庄東高校出身。180㌢。経済学部新3年。470級クルー。

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