WEB企画
WEBPLAN

~主将セレクション2025~ 【スピードスケート部】己と向き合い自分を「磨」く

シーズン終了が近づく中、選手たちは氷上でより良いスケーティングを目指し自身の滑りと向き合い続けている。今回、新たにスピードスケート部を支える3名の選手たちが取材に応じてくれた。

――他己紹介をお願いします

杉本益田:益田は誰とでも仲良くできるところがいいところで、いつも明るくてコミュニケーション能力が高いです。陸上経験者なので運動能力も高くて、いいです(笑)。

益田井料:そうですね、彼女はなんかいろんなこと率先してやってくれるって感じで、部のこともなんか私がやるよみたいな感じで、後輩とかにもすごい声かけて仲良くしてくれる協調性のある人やなっていう印象がすごいあります。

井料杉本:晴香は、まず大学始めとは思えないぐらいスケートが上手いのがすごいなって思う。バッジ級的にはA級なんですごいなと思ってるし、スケートは個人競技だから、晴香みたいなストイックさを持った人がいいなと思います。

――益田さんから見て杉本さんはどんな人?

益田:やっぱすごい自分に厳しいタイプと思って。ほんとに、怜子も言ってたんですけど、めっちゃ自分にストイック。でも、練習とかでもほんまに手抜かへんし、すごい追い込んでやってるからこそ技術もついてるし、競技力高いねんなって思います。

――同期3人の中で杉本さんがキャプテンになった経緯を教えてください

井料:一番は先輩から言われたからなんですけど、多分1番早いからじゃないですかね。力的にもそうやし、練習に向き合う姿勢が1番。

益田:うん、後輩に指導するのも含めて一番わかってるんで、一番向いてると思います。

――今のチームの雰囲気は?

杉本:この部活自体なんか結構すごい外交的な人が多いっていうじゃなくて、割とこじんまりしたアットホームな感じで、やっぱり個人競技なんでみんな自分に向き合ってる感じだけど、仲はいいです。

井料:代変わってもなんかみんな距離感が近いっていうか、話しやすい雰囲気がずっと続いてるなっていうのは感じてます。同期だけじゃなくて、上も下も。

益田:まだ代替わりしたばっかりでわかんないんですけど、仲がいいのもそうなんですけど、なんか今まで以上に、(杉本が)なんか時間とかもすごいきっちり守るタイプなんで、そういう遅刻とかのところもちゃんとされてっていく部活になりそうやなって思ってます。

――プライベートでは部員同士の交流はある?                      

杉本:同期は仲いいです。

井料:同期3人では結構飲みに行ったり

益田:頻繁にあるわけではないんですけど、それぞれ同期はよく遊ぶって感じです。

――スピードスケートをはじめたきっかけは?

杉本:中高で陸上をしていて、大学では新しい競技を始めたかったんで、でそれで新歓でいろいろ探してる時にビラを見て、で体験に行って入部っていう感じです。

益田:体育会の部活を探していて、何にしようかなっていうのを考えた時に、まず自分の中学、高校で陸上してたから個人種目っていうのがすごい好きっていうのと、大学の陸上部だともっとすごい人たちがいっぱいいて、多分ついていけないなと思ったんで。この部活は練習週3回やし、初心者をすごい歓迎してる部活だったんで、入りやすいなと思って入りました。

井料:理由いっぱいあるんですけど、なんかキモい理由で言うと身1つでするスポーツが好きだから(笑)。身1つでスポーツがしたかった。キモくない理由で言うと、今(益田)結似が言ったバレーボール版みたいな感じで、同志社の体育会のバレーボール部にっていうとちょっとなんか、って考えた時に(スピードスケート部)週3回で行きやすいし、初心者でも始めやすいっていうので、新歓のブースに行った時に「こんなのあるんだ」と思って体験に行って入りました。

――2年プレーして気付いたスピードスケートの魅力とは?

益田:スピードやな

井料:割と滑ってるだけで楽しい

杉本:陸上では味わえないスピード感が楽しいです。

益田:結構抜いたりとか、追い抜かされたりとかも、そのレース展開とかもすごい人のレースは見ててすごい面白いなって思います。

――昨秋からここまでの1シーズンを振り返って

杉本:1年生の時に感じてた成長の速度が2年生になって思うように伸びなくなって、伸び悩んでるなっていう点はあるんですけど、まだあと2年間あるって考えて頑張りたいなと思います。

益田:私もこの秋から冬にかけての3か月間の間ですごいタイムが伸びたっていう訳ではなくて、でも少しの伸びてはいるんで。シーズン一瞬で終わっちゃったなって感じなんですけど、あと西京極で週3回氷上でできる練習も少なくなってきてるので、思うようにタイムは伸びなかったけどこれからももうちょっと考えて頑張っていきたいなっていう感じです。

井料:私は昨年度末に腰を負傷してしまって、結局ヘルニアだったんです。でそれが今続いていて、試合とかも一応できる範囲で頑張ってるんですけど、やっぱり難しいっていう感じで。うん、その痛みが辛いっていうよりは、モチベーションの部分で結構周りが速くなったりしてるので、辛い苦しい1年だったなって思います。でも、スピードスケート部にいたいっていう気持ちはあるんで、そこからどうやって部活と付き合っていくかっていうのをなんか模索しながら、ちょっと考えていきたいなと思ってます。今は部の会計っていう仕事を最近私がするようになって、その面で部活に貢献できてる、なんかできていくのかなって思うんで、そこは結構良かったなって。何のために部活してるかわからないって思ってたけど、会計の仕事があることによって、ちょっと自分の存在意義みたいな、肯定されてる感じがして、会計の仕事はすごい頑張っていきたいと思います。

――来シーズンの目標を教えてください

杉本:今までのレベルを超えれるような実力をつけていきたいなと思います。個人としては、私は今年まだあと2試合あるんですけど、今シーズン中にA級っていうのを目指してたんで、あと2試合でもし取れなかった場合は、その引き続きA級を取るっていうことが来年度の目標になります。

益田:私は今シーズンはもう試合には出ないんですけど、やっぱり1番の目標は今C級なので、次の級を取るっていうことと、あと主務の仕事も任されて、その選手としも両方するっていうのがかなり不安なんで、スケートでいっぱいいっぱいにならずにチームの為に責任と自覚を持ってするっていうのが目標です。

井料:来シーズンも私はちょっと試合に出られないんで、今シーズンは今怪我してる状態でできることとできないことがあって、例えばランニングだったら腰を立ててやるからできるけど、がっつり滑るっていうのはできないみたいな感じなんですけど、その中でできることをやって自分自身を磨いていくという努力を怠らないことです。でプラス、さっきも言ったんですけど、会計の仕事を通して部に貢献したいです。

色紙を手に大切にしたい言葉を考える(左から)益田、杉本、井料

☆共通質問

――今年大切にしたい言葉

井料:「磨」。まずは自分の実力を磨くっていうことと、チーム力を磨くこと。個人競技だからこそ、仲間同士で声を掛け合ったりとか、その協調性を高めるって意味のチーム力を「磨」くこと、あとスケートで自分の靴のブレードを自分で研磨するんですけど、その「磨」と掛けています。

杉本:やっぱり個人競技なんで、自分と向き合って、自分をどんどん磨いていくっていうのは大事やと思うんで、まず自分を見つめてから、段々チーム力も上げていこうっていう感じです。

益田:やっぱりチームでもうちょっと活気が欲しいなっていう意見が出たんで、みんな練習して常に自分を磨いてるのはもちろんそうなんですけど、もうちょっと周りのことも見れてって言う。4回生がいなくなっちゃって、すごい強い人たちばっかりだったんで、人数も減っちゃって、そこで弱くなっちゃったりしないように、チーム全体で底上げできたらなっていう風にも込めて、この漢字になりました。

(聞き手:黒田周良)

【プロフィール】

◆杉本晴香(すぎもと・はるか)

2004年12月30日生まれ。兵庫県立西宮高校出身。得意種目は1000㍍。スポーツ健康科学部新3年。

◆益田結似(ますだ・ゆい)

2004年4月29日生まれ。大阪府立鳳高校出身。得意種目は500㍍。政策学部新3年。

◆井料怜子(いりょう・れいこ)

2004年7月15日生まれ。福岡県・明治学園高校出身。得意種目は500㍍。文学部国文学科新3年。

ページ上部へ