~主将セレクション2025~ 【居合道部】技術と想いを「繋」ぐ

昨年度、西日本と全日本の2大会を制した居合道部。新年度のさらなる飛躍を目指す主将・木村と副将・野田が取材に応じてくれた。
ーーお互いの他己紹介をお願いします。
木村→野田 野田は変顔が得意で(笑)とても空気感が私と合って、いつも一緒にいて、とても頼もしくて。今から私たちは主将としてやっていくんですけど、この人ならなんとかなるかなと思う気持ちがあります。演武に関しては本当に自分の良さを最大限生かした居合道をしていてすごいですね。
野田→木村 いつもふざけてて顔もうるさいんだけど(笑)主将として、仕事もちゃんとするし、下級生を引っ張っていく力もあるから首相にふさわしい人だなと思います。演武に関しては、自我が強すぎるわけでもなく、何も無いわけでもなく、ちゃんと自分の個があるのがいいなと思います。
ーー今回、野田さんを対談相手に選んだ理由を教えてください。
木村 今から副将という立場で、ニコイチでやっていくと思うのでそういう面で選びました。あと、普段1番一緒にいるので。
ーー全国制覇を果たすなどの功績を2024年度を振り返っていかがですか。
木村 2回生の年だったんですけど、私自身は団体戦のメンバーに選んでいただき、そこから先輩方と過ごしていく機会が多くて、そこで自分自身が成長することができたかなと。人としても、居合の面でも技術的にも同時に大きく成長することができることができた一年だったかなと思います。部全体としてもやっぱり全日本1位取るというのは8人のメンバーだけではなく、全員が頑張ったからこその優勝で。そもそも部員全員が強くないと、その雰囲気にいる人間はその程度の人間になってしまうし、全員の強さがあって、表に出てる8人になったと思ったので。今回はたまたま結果が付いてきましたけど、結果が出せるだけの部の空気感があったと思います。
野田 2回生として初めて後輩ができて、自分がやるだけではなく、仕事に関して教えないといけないなという時に自分の出来てなさを実感したり、自分の理解を深めていかないといけないということを再確認した一年でした。居合に関しては、そこそこ分かるようになってきて、練習量も積めるようになってきて、自分でもここがいけないというのが分かるようになってきたからとても成長出来たと思います。

ーーお二人が居合道を始めたきっかけはありますか。
木村 私はアニメが大好きで刀を見て、入部当初はヲタ活の一環で(笑)体育会にも入りたかったし、今はそれ以上のものがあります。
野田 私は元々剣道をやっていたので、師匠が居合をやってらっしゃったというのもあって始めました。
ーー次なる目標はありますか。
木村 部全体としては、今年度は達成しましたけど、次年度も全日本団体戦優勝と、全員入賞は具体的な目標として掲げていきたいと思います。我々がめざしているのは「日本一の道場」というところがあって、ずっと言っている目標なんですけど、これは伝統として我々が守っていきたいし達成していきたいです。幹部を務める上で、礼儀作法は徹底していきたいのも今年度の目標で、武道ですし、礼儀作法は重要視されているので、基本的な挨拶や刀、人に対する礼儀など、全てに対する礼儀を大切にできる部にしていきたいと思います。
野田 個人の目標は、全日本の団体戦メンバーに入って、優勝することと、個人戦では木村と決勝で当たって勝てたらいいなと思います。

ーー◎共通質問【今年大事にしたい言葉】
木村 「繋」です。一昨年の全日本大会で優勝して、去年の西日本でも優勝して、この前の全日本でも優勝して、今まで戦績が良いものが続いているのを繋ぐというのもそうですし、伝統や文化を重んじる部活なので、想いも文化も技術も繋いでいくという意味で選びました。
(取材・構成:髙橋舞衣)
【プロフィール】
◆木村朱里(きむら・あかり)
2005年3月1日生まれ。福岡県・西南学院高校出身。今年度主将を務める。社会学部新3年。
◆野田明音(のだ・あかね)
2005年3月22日生まれ。静岡県・日本大学三島高校出身。今年度副将を務める。表象文化学部(同女)新3年。