令和6年度西日本学生レスリング新人戦
7月13、14日に堺市金岡公園体育館(大阪府)で令和6年度西日本学生レスリング新人戦が行われた。同志社からは安藤(理工2)、池口(スポ1)、薬丸(商1)、中筋(スポ1)の4名が出場。安渡が優勝を飾り2連覇の快挙を成し遂げた。
初日のグレコローマンスタイル競技に出場したのは60㌔級の中筋。初戦は不戦勝で2回戦に駒を進める。序盤から両者譲らぬ攻防戦でポイントを奪い合う。しかし、開始2分が経過したころ連続でローリングを決められた。10点差をつけられTスペリオリティ負けを喫する。
2日目のフリースタイル競技に出場したのは薬丸、池口、安渡。70㌔級に出場した薬丸は試合開始直後から果敢に攻める。しかし技をかけたところを相手に返されポイントを先取される。その後も粘りを見せたが、相手とのポイント差を詰めることができずポイント負け。
92㌔級に出場した池口は序盤から攻めの姿勢を見せる。しかし相手に一瞬の隙をつかれてマットに押さえつけられ、フォール負けを喫する。
57㌔級に出場した安渡は2回戦から出場。初戦を危なげなく突破すると準決勝へと進む。スタート直後に相手の片足をとるなど積極的に攻めるも、自身のミスで相手にポイントを与えてしまう。しかし、焦ることなく攻撃の隙を狙い続ける安渡。すぐに追いつくとその後も相手を圧倒し、ポイントを重ね勝利をつかんだ。2連覇をかけていよいよ始まった決勝戦。低い姿勢で好機を狙う。パッシブにより先制すると流れを作り出した。片足タックルから技を繰り広げる。その後も相手を圧倒し見事優勝を果たす。
昨年に引き続き圧倒的な強さで2連覇を果たした安渡。「まずは西インカレに向けて気を抜かずに頑張りたい」(安渡)と次戦に向け意気込んだ。下級生の躍動が同志社チームに良い風を吹かすに違いない。これからの戦いに注目だ。(金井莉子)