ラクロス部(女子)
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【ラクロス部女子】関関同立戦で頂点に輝く

6月25日に立命館大学ひわこ・くさつキャンパス(滋賀県)にて関関同立戦が行われた。関西の中でもトップを争う3校との戦い。全国制覇を成し遂げるため、関東を意識した練習を行ってきた同志社にとって、関関同立戦での全勝が必要不可欠であった。関西大戦、関学大戦ともに快勝を収め、周りを寄せ付けない圧倒的な実力を見せつけた。

関関同立4校そろった集合写真

第1戦目は関西大。開始1分、ドローを制すと自陣の猛攻が相手を圧倒する。松田(スポ4)が先制点より2連続得点を獲得。続いて開始5分には平井がGKの頭上を抜けるシュートを決め、同志社が流れを呼び込んだ。圧倒的なポゼッションを保ち、第1Qは相手を無失点に抑え7-0で終える。

ボールをキャリーする平井(生命4)

フェイントを仕掛ける松田(スポ4)

第2Q、少しのミスが相手の好機となり、自陣を攻められ2失点。流れを変えたのは羽場(生命3)が放った角度のある鋭いシュートだ。相手を出し抜き攻めた得点が会場を沸かせた。その後も相手に粘り強くつく屈強なDFに加え、和多田(社3)の好セーブが光り再び流れを呼び戻した。

シュートを放つ羽場遥(生命3)


前半を8-2で終え迎えた後半戦。「スタメンからサブメンまで全員がでて戦う」(平井)。開始1分で決めた松本(商4)のシュートが勢い付け着実に得点を重ねる。相手にボールを渡すと一気にゴール付近へと進められるも、全員で声を掛け合った。最終Qでは再び同志社の戦力となる実力者を揃え相手を突き放す。最後まで逆転を許さず12-5で勝利を収めた。

パスを出す和多田(社3)

続く第2戦目は立命大を破った関学との対決。両チームの声援がグラウンドに響き渡る中始まった。

開始早々、ゲームを動かしたのは同志社。羽馬がドローを制し優勢に立つ。勢いそのままに篠原からのパスをゴール前で受け取った羽馬がシュートを決め先制点を挙げた。さらに、ゴール裏を巧みに使ってパスを繋ぎ、木下が得点を追加。幾度か相手ゴーリーにセーブされたものの、最後は残り時間僅かで放った松田のシュートが決まり、4ー2で終えた。

第2Q、相手のミスを逃さずターンオーバーに成功。フィールドを全力で駆け抜け木下がシュートを放った。3点連続得点を挙げ試合の主導権を握る。勢いに乗った同志社がさらに点差を広げ、9ー4で試合を折り返した。

得点を決めガッツポーズをする松本(商4)と木下(商3)

迎えた後半戦、一人一人が相手選手との競り合いを制しパスを繋ぐ。松田が2点連続得点を決め、相手に実力の差を見せつけた。さらに開始9分、粘り強く攻撃を続け相手のディフェンスの隙を見つけた松本がシュート。歓喜に溢れた選手たちは抱き合った。

12ー6で迎えた第4Q、ここまで順調に点差を広げた同志社。しかし関学のディフェンスに阻まれ、一進一退の攻防が続いた。「体力不足であったり、しんどい時にどういうプレーをするかが今後の課題」と平井が試合を振り返る。攻守共に一歩も譲らない中、同志社が均衡を破った。開始11分、相手ディフェンスを翻弄した篠原がネットを揺らす。後半失速する場面も見られたが、前半のリードを守り抜き、13ー7で勝利を収めた。

関関同立戦で優勝をつかみとった同志社。さらに、チームの勝利に大きく貢献した松田がMVP を受賞した。全校が互いに讃え合い、笑顔で表彰式を締めくくった。

景品を持ち笑顔を見せる選手たち

秋リーグに向けて弾みをつけるべく臨んだ今大会。関西の強豪校との戦いで頂点に輝いた。全国の舞台で戦い抜くために、チーム一丸となってさらなる努力に励む。(撮影:長瀬来瞳・川口桃佳、文責:長瀬来瞳・湊結子)

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